羽毛布団リフォーム

2026.04.20

【千葉県のお客様】30年前に購入した羽毛布団はリフォームできるのか!?

20181218a こんにちは、店長です! 「ホームページを見て、羽毛布団リフォームについて相談したい」とお電話でご連絡いただいたお客様の事例をご紹介いたします。 この時期にお受けするリフォームはタイミングが命!あったかい羽毛布団が手放せない時期ですからね、少しでも早い仕上がりを目指してお客様にリフォーム完成品をお届けしております。

30年前に購入した西ドイツ製の羽毛布団

20181218b 今回お預かりしたのは西ドイツ製の羽毛布団。 30年前に購入したモノだとお電話でお伺いしていたのですが、受け取る前は「一体どんな羽毛布団が来るんだろう・・・?」と内心ドキドキしておりました。経年劣化によって羽毛の損傷が進んでいるかもしれないし、とっても状態が良い羽毛かもしれないし。どちらにしてもしっかり状態をチェックして全て素直にお伝えしよう!など色々考えていたのを覚えています。 お客様から送られてきた羽毛布団は、想像を遥かに超えていました。 タグには「made in West Germany」、Daunastolzとはブランド名でしょうか?調べてみてもebay(海外のメルカリみたいなサイト)のページしか出てこず。詳細は不明です。 タグにうっすら残っている印字には羽毛の量1,020gとあります。サイズ表示は155×210cmでシングルですね。95/5というのはおそらくダウン率でしょう。ダウン95%/フェザー5%の羽毛が入っているよ、ということです。 20181218a まぁ、ぱっと見ても状態は良さそうですよね。こんなに膨らみが残っている布団が来るとは、失礼ながら想像していませんでした。 生地も綺麗で、そりゃ多少はシミや汚れが付いていますがこの程度なら何も問題ないはず。とても丁寧に大事に使用されていたんだな、と素直に嬉しくなるレベルです。 20181218c ただし、羽毛の飛び出しが多め。今回のお客様が抱える一番の悩みポイントです。 生地の表面やパイピングのところから羽毛が飛び出してきて、カバーを付け替えるたびに部屋が汚れてしまうのがストレスだったそうです。だから最近はカバーを2重にしてなんとか使っていたとのこと。 羽毛布団はやはり生地から先に痛みが出ますね・・・。 20181218d さて、肝心の羽毛の品質はどうでしょうか?取り出してチェックしてみましょう。 20181218e やはり年代物ですので、小さく崩れてしまったダウンがちらほら。ですがファイバー化(細かい糸切れ)はそこまでなく、色味もホワイトを保っています。 20181218f でこれ。見てくださいよ、信じられます? こんなに大きなダウンがいっぱい残っていたんです。マジで感動しました。これは明らかに高品質の羽毛で間違いないです。 おそらくマザーグースダウンのクラスかつ手作業で良いところだけを選別したタイプだと思います。 20181218g これだけのものが30年経ったあともきちんと残っているとは、羽毛の耐久性に改めて驚かされました。高品質なものはやっぱり長く使えるんですね。 お客様は「この羽毛布団は一生使えますよ」と言われて購入したらしいです。そこまで言っちゃう店員さんは嘘くさいのであまり好きじゃないですが、確かに言いたくなるレベルではあります。体温が伝われば大きく広がりそうなダウンボール、密度も濃いのでモチモチと弾力性に富んでいます。 これは間違いなく上物、リフォームして今後も大事にお使いください、と即ご連絡いたしました。

リフォームの完成

20181218h <リフォーム内容>
  • シングルサイズ⇒シングルサイズへのリフォーム
  • プレミアムダウンウォッシュ(布団を解体して取り出した羽毛を直接洗浄)
  • 新品羽毛の補充:ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95%(DP440相当)を300グラム補充
  • 新品生地:綿100%・100番手 サテン織り
  • キルティング:たて6×よこ5マス立体キルト・マチ8cm
  • 最終的な羽毛充てん量:1,05kg仕上げ
リフォーム参考価格:81,000円(税込) 20181218i 20181218j 一番の悩みのタネである「羽毛の吹き出し」を解決するため、生地選びは慎重に行いました。 西ドイツ製の羽毛布団の着心地【軽くて柔らかい】はそのままに、ホコリが立ちにくいようにすること。選んだのは綿100%のサテン織りです。 20181218k 100番手という細い糸を使用しているので打ち込み本数も多くしなやかな質感。それでいて、1㎡あたり99gというサテン織りの中でもトップクラスの軽量性を兼ね備えています。 とにかく質感がなめらか、ずっと触っていたくなります。 通気度は平織り生地の方が優位ですが、羽毛の吹き出しを極力抑えることを考えたチョイスになりました。 20181218l 経年劣化により壊れてしまった羽毛の補充分として、ポーランド産ホワイトマザーグースを300g追加。ダウン率は95%で保温性・かさ高ともに抜群。パワーを復元させるとともに、これからの長年使用にも耐えうる形を目指しました。 見た目・保温性・耐久性。綺麗になった羽毛布団で平成最後の冬をあったかく過ごしていただければと思います。 H様、このたびは誠にありがとうございました!お困りごとがあればいつでもご相談くださいね☆ それでは、また!